世界（パイラザーダ）を支える隠れた柱『アルジューナ』であるイリヤーとレガ。
薄明（かげ）を呼ぶ邪悪なナルド教の祭司長シメオン。
パイラザーダの存亡をめぐって、聖地シャーディラにおける戦いはいよいよ佳境に……。
シメオン存在の謎が明かされ、意外な結末が待ち受ける――光と闇の魔術が争う世界でくり広げられるロマンティック・サガ、感動の完結篇！加浦裕樹はある映画への代役出演をきっかけに、俳優･葛生道生と出会う。
葛生は＜アイドル＞でも＜タレント＞でもなく、映画スターとしか言い表せないほどの、カリスマ性を持っていた。
加浦は無愛想に演技指導をする道生に反発するものの、次第に道生の魅力に引き寄せられてゆく…。
葛生が帰ってくることを知り、加浦は複雑な心境だった。
葛生がいなくなって2年経った今も、加浦は葛生に対する強い執着心と特別な愛情を捨てきれずにいるのだった。
そんな中、葛生に迫られた加浦は彼を拒むが……!? 演出家･湊吉成から演技指導をうける加浦。
加浦は葛生への復讐のために、湊が加浦に持つ“ある種の愛情”に頼っていく。
そして役を降ろされた映画「逃亡」で、葛生の演技を観た加浦は、葛生に会い、再び彼との関係に思い悩むのだった。
葛生は新しい映画を撮るため、LAに飛ぶ。
そして日本には帰らないと加浦に告げる。
一方加浦は、仕事に没頭する毎日を送りつつも、どうしても葛生がいなくなった後の喪失感から抜け出せずにいるのだった。
そんな中、葛生はビリーから暴行を受け、重傷を負うが…!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60009893