“風雲児史観で描く!”――みなもと太郎が歩いた歴史の舞台!! 人に歴史あり。
漫画家はペンで歴史を刻み、花を咲かせます。
みなもと太郎の時代劇エッセイまんがシリーズ第2弾、登場!“大阪新地の遊女・和泉とささらが繰り広げる、男と女の究極の駆け引き!”――延宝八年・大阪新町遊郭内越後町に、亡くなった夕霧太夫の妹分だった新町随一の三弦の名手である天神の「和泉」がいた。
金の亡者の和泉に、禿(かむろ)簓(ささら)は「芸事を教えてほしい」というが、和泉は簓に生きて退廓できる術を教えるのだ。
「まずは“チン剣つかみどり”の妙技からやナ。
ええか、狙うもんは二つ。
フクロの金、フトコロの銀!」“武芸よりも遊芸に秀でた武士が、突如切腹の介錯を命じられた!”――遊芸に秀でた武士・相沢求馬が、切腹の介錯を命じられ馳せ参じたものの、散々な不首尾な介錯に終わる。
以来、彼に対する非難は酷烈を極め、子供たちにまで石を投げられる始末。
代々武勇の家柄である相沢家を存続されるため、求馬の父は「自分の首を衆目の前で斬ってみせよ」と言う。
“一貫五百の大筒を抱え撃ちできる事が当主になるための絶対条件!!”――砲術で禄をはむ加奥家は、一貫五百の大筒を抱え撃ちできる事が当主になるための絶対条件であった。
しかしながら、当主の息子・弾蔵はこの大筒を撃つことができなかったので、父は姉婿に家督を継がすことを決めた。
その父が亡くなり起きた殺傷事件が端を発し、姉婿の腕が斬り落とされた事件の加害者らが加奥家に果し合いを申し込んだ!“家紋……一家一族の命にかかわる威厳と恐怖を帯びたもの”――今日でこそ「家紋」の重要性は全く失墜してしまっているが、往時は「一家一族」の生命にまでかかわる威厳と恐怖を帯びていたものであった…。
ともあれ「叛逆の家紋」という本篇は、権力者の家紋、一郷士の家紋とが同じ紋であることから起きた事件を描いている。
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