不破が見合い相手と密会していると誤解した一角の心中は穏やかではない。
そして、田之倉のじいさんと一緒に住むと言い出す。
一角を追う途中、不破は土地が値上がりしてから売ろうと、とりあえず農地と偽り、税がかからないようにしている土地を発見。
「だから東京には土地がない」と激怒する。
不破のもとへかけこんだ時子を家へ戻らせるため、万夫は「ナミフク」のメンバーを料亭に招待し、不破と一角を二人きりにさせようと企む。
酒を飲み酔いつぶれてしまった一角は、「勇太」という知らない名前を口にする。
気になる不破だったが、そこへ旅館の仲居たちが早く出て行くようにと二人に押しかけてくる。
訳を聞くと、なんと万夫の経営する会社が倒産してしまったらしい。
一角を追い、彼女の故郷へやってきた不破。
彼女をみつけることができたが、一角は福永という少年につきまとわれていた。
二人になにかを感じた不破は、一角を連れて帰ろうとするが、福永は「俺の女だ」といい、不破にくってかかる。
これまで一角が決して口にしなかった過去とは……?「ナミフク」の社員旅行で倉本兄弟と同じ部屋になった不破と一角だが、兄弟の寝相の悪さに眠れない。
そこで二人は露天風呂に行き、その帰りに初めてのキスをする。
不破と一角の仲が深まるのを恐れる倉本兄弟は、葬送行進曲を演奏したり、赤ちゃんを連れて来たりと二人のムードを壊しにかかる。
ナミフクが倒産し、心機一転、引越をした不破と一角。
しかしその新居は雨漏りはするわ、不気味な声がするわのとんでもない部屋だった。
引越の翌日、不破は家の前で「このマンションは泣いている…」と語る不気味な男、杉田に出会う。
杉田はこのマンションの設計士で、工務店が設計通りに作らなかったことを嘆いていた。
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